夏です。
こちらでは毎年夏になると夜10頃から深夜まで色々な場所で音楽イベントが開かれます。
どんなに朝が早くても夜は音楽祭。
よーやるよな・・・と最初は呆れていましたが、「もうこうなったら現地の生活サイクルに合わせて楽しむしかない」と今年は連日夜遊びしてます。
一昨日はNANTA(韓国の台所を舞台にしたミュージカル)
昨日はボリウッドプログラムを見てきました。
面白すぎます。まさにあの「踊るマハラジャ」の世界です。
※ボリウッドとは年間の映画制作本数でいえばハリウッドおも凌ぐ世界第一のインドの映画制作会社。
ボリウッドの売れ筋映画のストーリーはいたってシンプル。ベースは男女のラブストーリー。そして、それをとりまく人間(ライバルだったり、協力者だったり、悪者だったり、正義の味方だったり)が共に歌い踊りストーリーを展開していくミュージカル。
以前滞在していた国はインドのお隣なので芸能文化も近いものがあり、テレビでも劇場でも一番人気はヒンディー映画。私も暇があればテレビでみていたので今回久しぶりに見れてとても懐かしかったです。滞在時に見た色々な映画を思い出しました。
以前日記で
「クリアリでキスシーンを描くのは恥ずかしい。(ベッドシーンよりも)」と書きました。
恥ずかしいだけでなく、やはりそこになにかしらの一線があるよな・・・何故だろう・・と自分でも色々考えていたのですが・・・最近原因の一つが解りました。
以前滞在していた国は宗教的、文化的に男女が人前でイチャつくこと事態ご法度。当然ドラマや映画のラブシーンに露骨な表現はなく「雰囲気で見せる」手法がとられます。踊りながら抱き合ったりはしますが、キスシーンなんて絶対ありません。手を取ってそれに口付けたり、若しくはお互いの頬に手を当てて見つめあったりするだけでラブシーンのピークを迎えるのです。
それに慣れてしまうと、もうその「指先に唇が触れるかどうか」、「顔を近づけた時に視線が合うかどうか」だけで萌えまくるようになります。ある意味すごくエロティックです。洋画の「濃厚なキスの後激しいベッドシーンに突入」なんて演出がチープに思えるくらい、その触れなさ加減がエロいんです!!!
そんな世界に慣れ親しんでいたので、ラブシーンの萌えのポイントが「物理的接点」から「空間的、精神的接点」へ移行。もともとプラトニックラブが好物だったのもありますが、この海外文化の刷り込まれがかなり影響しているのは間違いありません。
今いる国もそういった露骨なラブシーンを映像化できない宗教的制約がるので環境は同じです。イスラム文化は女性の肌の露出が制限されている分ヒンディー文化よりも保守的。地域によっては布ですっぽりと覆われて女性の顔を見ることも叶いません。そんな国の男性達は女性が身につけているアクセサリーが歩みに合わせて鳴るのを聞いて、その女性の美しさを想像するのだそうです。(だから結婚式の衣装はやたらめったらアクセサリーが多くてジャラジャラうるさい。)正に私の得意とする脳内補完文化ですよ!
ところが私が今いるこの国、過去にフランスに占領されていた歴史がありまして・・・最近の西洋文化の流入も手伝って(ほっぺチュー挨拶が採用されている時点で既にヒンディー文化を凌駕)カオス状態です。ちょっともったいないような、でもほっぺチューも慣れると見てる分には可愛いからいいか・・・とか。(おっさん同士のチューは今でも引くけど)
ほっぺチューはクリアリに日常的にやらせたいよv
ああぁ・・・でもやっぱり唇は・・だめ・・・恥ずかしい〜(一人悶え)←バカだコイツ
クリアリで濃厚なラブシーンは「描けない(画力の問題)」というのもありますが、描き過ぎないことでの萌えを楽しんでいる部分はあります。
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